走りのイメージがありSUVターボの代名詞とも言えるフォレスターですが、新型に生まれ変わりターボの設定を廃止しました。
現在は走りのイメージではなく、安全のイメージが強く、ターボ搭載モデルの売れ行きも少なく廃止が決定されました。
そこで、新型フォレスターと旧モデルのターボありとの燃費の違いや、新型フォレスター内装の内装をグレード別にご紹介、さらに新型フォレスターのターボ搭載モデル発売予想などご紹介しましょう。
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フォレスターのターボ有り無しでは燃費に差がある?
最近の自動車市場の動向としましては、力強く、速い車を選ぶ思考から、安全に走れてしかも低燃費な車が選ばれつつあります。
その影響もあり、フォレスターが歴代続けてきたターボ搭載モデルや、マニュアル車など主力商品でありながら廃止を決定したことが印象づけられます。
ターボ搭載と言うとノンターボ車より吸気を増すことにより速く走ることが可能ですが、消費する燃料も多く燃費が悪いとイメージされやすいです。
そこで、新型フォレスターと旧型フォレスターターボの燃費の違いを見てみましょう。
〇新型フォレスター カタログ値 14.4km 実燃費 11.03km
〇旧型フォレスター ターボ搭載 カタログ値 13.2km 実燃費 9.94km
数値で見ますと平均燃費が1.1kmほど違いがあります。
1.1kmと言うと低燃費運転テクニックで多少は影響する部分もありますが、最大のポイントは燃料の違いがあります。
新型フォレスターの場合、全グレードレギュラーガソリンの設定ですが、旧型フォレスターターボ搭載モデルの場合ですとハイオク設定となります。
ハイパワーを出す上でハイオクの設定は致し方ないことですが、昨今の低燃費思考では万人受けされず、人気はやはり新型フォレスターか、旧型のレギュラー、ノンターボ仕様に偏ってしまいます。
現状新型フォレスターが販売開始され、月販売目標台数2500台を目標としていましたが、予約注文で4119台と目標台数をはるかに上回る数値で、発売開始後8000台以上に跳ね上がるほどの好調の売れ行きを伸ばしています。
ターボ搭載、マニュアル設定が無い物のコアなファンはガッカリする面もありますが、一般向けと考えると、SUVブームも伴い重厚な外観のフォルム、内装のエレガントさ、そして今回の主力であるe-BOXERの搭載で低燃費を実現しつつ、先進の予防安全技術を備え持つフォレスターが人気を集めています。
新型フォレスターの内装は?グレード別にどう変わった?
新型フォレスターでは内装も一新され、大幅な進化が見られます。
外観はSUVでありながら、車内は高級車をイメージする装飾や、外装、内装共に目を奪われるX-BREAKなど魅力の商品ラインナップがあります。
そこで、新型フォレスターの内装をグレード別に見て行きましょう。
Touring
・Touring専用ファブリック/トリコット+合成樹脂(シルバーステッチ)
フォレスターエントリーモデルとも言えるグレードですが、内装を見てみますと決して安価に思いません。
シルバーメッキの装飾がシフト廻り、メーター廻りに施されておりさり気なく大人の雰囲気を醸し出しています。
Premium
・Premium&Advance用ファブリック/トリコット+合成皮革(シルバーステッチ)
グレードで言うと中ほどのグレードでPremium&Advance用シートが採用されています。
また、オプションとしまして、このPremiumですと本革シートが選択することが可能で高級感がググっとアップします。
X-BREAK
・撥水ファブリック/合成皮革(レッドオレンジステッチ)
X-BREAK特有のエアコンダクト、シフト廻り、ダッシュボードのステッチカラーがオレンジが施されている点です。
大人の印象だったこれまでのグレードから一見遊び心を忘れないアクティブ差が出ているグレードと言えるでしょう。
また、シートに撥水ファブリックが施されている為、アウトドアなどのシーンでは大活躍間違い無しのグレードと言えるでしょう。
Advance
・メーカー装着オプション本革シート[ブラウン]
最上級グレードにのみ用意されたメーカー装着オプションが本革シート[ブラウン]です。
通常ブラックのシートですが、ブラウンに変えることにより、より大人の空間を演出出来、まるで高級ソファーのような質感、肌触りなどがおススメです。
e-BOXER搭載で燃費も良く、内装も研ぎ澄まされたグレードですのでおススメです。
ちなみにこのAdvanceは新型フォレスター全体の受注割合でも4割を占めるほど人気のグレードとも言えるでしょう。
新型フォレスターのターボ搭載モデルは発売される?
新型フォレスターにターボモデルの搭載を考えてみましょう。
現在、自動車市場の動向としましては、ターボ搭載モデルが少なく、SUV分野でもターボ搭載が少なく、エンジンもダウンサイジングが進んでいます。
以前はエンジンのダウンサイジングに伴い、力不足な部分をターボで補っていましたが、現在の動向ではハイブリッドモーターで補う方法が主流となってきました。
ターボ搭載の場合では燃費の悪化が避けられないだけではなく、新車購入時の減税処置も受けることが出来ず、ターボ搭載モデルを発売するリスクは大きくなりつつあります。
現在発売が噂される次期フォレスターの3列シート搭載モデルもターボ搭載モデルは期待されないのが現状です。
予測としましては、次期3列シートフォレスターに搭載されるエンジンは現状ガソリンエンジンの2.5Lエンジンを採用し、プラスハイブリッドモーターの適応で、3列シート搭載の重量を補う形で現状の2.0Lハイブリッドよりも高パワーのモデルが発売されると予測します。
車メーカー全社でターボ撤退がちになりつつありますが、マツダの場合、クリーンディーゼルとターボの組み合わせで好調な売れ行きを伸ばしており、最近ではガソリンエンジンにもターボの設定を設けているほどです。
ターボ搭載モデルも人気が上場で、車メーカーがターボ撤退する中、クルマを走らせる喜び、楽しさを追及した企業理念が受け、コアなファンも居る中、万人受けする商品もあり、実力を伸ばしていると思われます。
マツダは商品ラインナップは少ないにも関わらず、デザインや、車の性能、ドライバーに寄り添った車作りが人気を集めています。
次期発売するマツダの新型ガソリンエンジンにも注目が集まり、成功すれば他車が黙って見ているように思えません。
次期新型ガソリンエンジンが発売してからフォレスターのターボ設定も復活すると予測されますので期待しています。
フォレスターターボ有り無し燃費、新型フォレスター内装、グレード別、新型フォレスターターボ搭載モデルまとめ
普通車で言うとターボ搭載は燃費も悪くなり、経済的に悪い為、選ばれにくい状態が背景にあり、新型フォレスターもターボ設定が無くなりました。
安全かつ低燃費に走行出来るフォレスターとして今まではコアなファンのイメージだったフォレスターですが、万人受けする車種となったと思われます。
車好きにとってはターボ撤退は少し寂しい状態ですが、ハイブリッドモーターの進歩も期待出来ますので、今後の動向に目が離せません。
また近い将来、ガソリンエンジンが見直されターボ搭載モデルの登場を期待しています。
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