フォレスターといえば2018年にフルモデルチェンジした新型SUVですね。
SUV車は国内でも人気がどんどんと高まっている車種で、その流れにフォレスターものっていると言えます。
今回は、そんなフォレスターの魅力を数値から見ていきましょう。スペックを見ていけば色々とわかりますよ。
ボディスペックは?
まずは新型フォレスターのボディスペックを見ていきましょう。
Touring | Premium | X-BREAK | Advance | |
車長 | 4625mm | |||
車高 | 1715mm | 1730mm | 1715mm | |
車幅 | 1815mm | |||
車内長 | 2110mm | 2100mm | ||
車内高 | 1270mm | |||
車内幅 | 1545mm | |||
ホイールベース | 2670mm | |||
最小回転半径 | 5.4m | |||
車両重量 | 1520kg | 1530kg | 1640kg | |
最低地上高 | 220mm | |||
荷室高 | 884mm | |||
荷室フロア幅 | 1100mm | |||
荷室フロア長 | 908mm | |||
荷室開口部最大幅 | 1300mm |
車長が4.5mほどと、操作が特別難しくなるような大きさというわけではありませんね。
車高は170cmくらいで、日本男性の平均身長と同じような高さになっています。
少し大きめのようにも感じるかもしれませんが、SUV車らしさの出た高い車高と言えるでしょう。
外寸は全体的に先代のフォレスターから、わずかながらサイズアップしています。
注目してもらいたいのが、ホイールベースの長さについてです。この長さは先代から30mm拡大されております。
なんだよ3cmかよと思われるかもしれませんが、実際車の後部座席に乗ってもらうとわかると思うのですが、足元が3cm自由になるだけで車の快適さは以外に変わりますよね。
ホイルベースが長くなることは、直線的な走行の際の安定感の向上にも繋がりますのでこれも嬉しいことですね。
1つ注意してもらいたいのが、ホイルベースの拡大で最小回転半径が10cm伸びることになってしまいました。この値が大きいほど小回りが苦手な車ということになりますので、スペック上少し操作性が落ちてしまったと言えるでしょう。
乗る場所の高いこともSUV車の特徴と言えて、新型フォレスターもその流れに乗っていると言えますね。
22cmは他の車種に比べると若干高いので、小さいお子さんがいたり、高齢の方が乗り降りする場合には追加オプションとしてサイドステップをつけてみてはいかがでしょうか?
内側を見てみるのも面白いですね。
新型の車内高は127cmです。
私は身長がどちらかと言えば高い方だったので、小学2年生くらいの頃ちょうどそのくらいの身長でした。
ですので、小さいお子さんを乗り降りさせるには窮屈しにくい高さがあり便利なのではないでしょうか。
幅も十分に確保されています。後部座席に3人のる場合だとすると少し窮屈さを感じるとは思いますけれども、2人ならのびのび快適に座ることができますね。
新型フォレスターの荷室は開口部がとても広く作られています。荷室の大きさや容量では同じスバルのSUVである、レガシィOUTBACKに負けてしまっていますが、トランクの口の大きさでは負けません。
キャンプをする場合のキャンプ用品や、ゴルフバックなどの大きい荷物の出し入れはなかなか大変ですが、これだけ大きいと少しは楽になりますね。
このようにボディスペックの数字だけからでもわかることはたくさんあります。フォレスター以外にも気になる車があるという方は、比較して見てサイズ感の違いなんかを見てみると面白いのではないでしょうか。
燃費のスペックは?
車のスペックの中で燃費を重視するという人は多いのではないでしょうか?
新型フォレスターはスバル車としては初めてe-boxerを搭載している、ハイブリットモデルが登場したため注目が集まっています。
燃費を見てみましょう。
Touring | Premium | X-BREAK | Advance | |
jc08モード | 14.6km/L | 18.6km/L | ||
WLTCモード | 13.2km/L | 14.0km/L | ||
WLTC-Lモード | 9.6km/L | 11.2km/L | ||
WLTC-Mモード | 14.6km/L | 14.2km/L | ||
WLTC-Hモード | 16.4km/L | 16.0km/L |
いろいろとなんとかモードとかありますが、燃費の総合評価として一番参考になるのが、WLTCモードです。
L,M,HのそれぞれのモードはWLTCモードの中の状況分けをしたものになっています。
WLTCモードは世界共通の基準になっているので、正確さはお墨付きですね。実際の動きに近くなっています。
ハイブリット車の数値を見てみると0.8km/Lの上昇。
あれ?少ないなと感じた人もいると思います。
新型フォレスターのハイブリットは少し特殊で、路面状況や走行状況に合わせて電動モーターを使う割合を自動で時々刻々と変化させています。
高速走行時なんかはガソリンがメイン。
ここでもスバルの走りの追求が見られます。ハイブリット車と言えども燃費だけでなく走りに注目する、さすがスバルですね。
というわけで、燃費の良さは少し控えめですが、その分走りをよくしています。
燃費は少し良くなればいいが、気持ちいい走りの車を運転したいという人にはもってこいなんじゃないでしょうか?
燃費というとハイブリット車に注目されると思いますが、ガソリン車も少し見てみましょう。
スバル車は基本的には、タイヤの全てをエンジンで動かすAWDという方式をとっています。新型フォレスターももれなくそうなっていますよ。
そのため、燃費をあげるのがなかなか難しい反面、力強い走りを実現できるのです。
燃費をメインに考えるのであれば、他のメーカーにもSUV車で素晴らしいものもたくさんありますので、そちらがおすすめです。
エンジンスペックはどう?
スバル車が好きな人はスバル車の走りに魅了されているって場合が多いと思います。
そのため、エンジンのスペックってめちゃくちゃ気になりますよね。
エンジンは車の心臓とも言える部分で走り以外にも様々なことに影響を及ぼしています。
先代までのフォレスターは、排気量2.0Lのエンジンを搭載しており、自然吸気型とターボ型がありました。
しかし、新型フォレスターになると、ターボ型が廃止されて新たに先ほどまでも紹介していたハイブリットモデルが登場しました。
これには、ターボ車を好んでいたユーザーからの非難の声も上がっています。これから先、ターボが復活することはあるのでしょうか?
搭載されている2種類のエンジンスペック
FB25 | FB20 | |
総排気量(cc) | 2498 | 1995 |
最大出力(kW/rpm) | 136/5800 | 107/6000 |
最大トルク(N・m/rpm) | 239/4400 | 188/4000 |
燃料タンク容量(L) | 63 | 48 |
FB25というのがTouring,Premium,X-BREAKに搭載されていて、FB20というのがAdvanceに搭載されています。
総排気量は多いほどエンジンは強くなりますが、1度に使う燃料の量が多くなることと同じなので、燃費は悪くなる傾向があります。
エンジンの強さをわかりやすく表しているのが出力とトルクです。これらは詳しくみていくと相当複雑なのですが、ここでは/の左側の数が大きいほど強いエンジンだと思ってください。
新型フォレスターの出力やトルクは他のSUVに比べても上位ですし、車体が軽い方なので、数値以上に加速時の力強さを感じることができるでしょう。
スペックだけでもまだまだ色々なことを見つけられて、フォレスターの新型も気になってきていると思います。