コンパクトクロスオーバーとして大人気のマツダCX-3ですがランニングコストの重要項目である燃費が気になる方も多いのではないでしょうかね。
今回はCX3の燃費情報や実際に乗っている方の実燃費などの意見を検証してみたいと思います。
マツダCX-3の燃費はどうなのか!?
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
マツダCX-3はクリーンディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2種類のパワートレインを採用しています。
燃費のカタログ値を調べてみました。
ガソリンエンジン
WLTCモード
2WD 平均16.0〜16.2km/L
市街地モード 12.4〜12.9km/L
郊外モード 16.7〜16.9km/L
高速道路モード 18.0〜18.2km/L
4WD 平均15.2km/L
市街地モード11.9〜12.0km/L
郊外モード 15.9km/L
高速道路モード 17.0〜17.2km/L
クリーンディーゼル
2WD 平均20.0〜23.2km/L
市街地モード 16.3〜21.3km/L
郊外モード 20.0km〜23.5km/L
高速道路モード 22.2〜24.4km/L
4WD 平均19.0〜21.2km/L
市街地モード 15.9〜19.7km/L
郊外モード 19.1〜21.6km/L
高速モード 20.9〜22.0km/L
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
今までと燃費基準に変わって新しい企画であるWLTCモードが採用されています。
このWLTCモードとは3種類の市街地モード、郊外モード、高速道路モードで構成されている試験方法で国際的に採用されています。
2018年に制定されましたので今後新しく発表されるエンジンに関しては順次WLTCモードの燃費と3種類のモードごとの燃費がカタログに記載される様になります。
自分に近い走行パターンから燃費を確認する事が出来るようになりました。
走行の定義としては次の様になります。
市街地モード 信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定。
郊外モード 信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定。
高速道路モード 高速道路等での走行を想定。
ガソリンエンジンは瞬間再始動のアイドリングストップ機構i-stopを採用。
ガソリンとディーゼルエンジンには電気をすばやく蓄え、無駄なく使う減速エネルギー回生システムi-ELOOPアイ・イーループが採用されています。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
これは大容量キャパシターに蓄えたエネルギーを、即座に装備品の消費電力に充てることができるため、発電に使うエンジン動力が少なくて済み、走りの性能と燃費の向上に貢献します。
CX-3には、小型・軽量のシステムを採用しています。
マツダCX-3の実燃費と燃費確認した情報を紹介
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
ここまではマツダCX-3の燃費情報をお知らせさせて頂きました。
ここからはCX-3の実際に乗っている方の燃費に関する声を検証してみたいと思います。
WLTCモードに変わってから実燃費に近い数値が得られる様になり、分かりやすくなりました。
ガソリンエンジンの実際に乗っている方の声を調べてみました。
市街地で12km/Lで郊外では17km/Lという声が多かったですね。
これはほとんどWLTCモードの燃費に近い数値になっていますね。
ディーゼルエンジンではどうでしょう。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
市街地で14km/Lで郊外では20km/Lという声が多かったですね。
これもWLTCモードの燃費に近い数値になっています。
ライバル車の燃費はどうなのでしょう。
ホンダヴェゼルはJC08モードでハイブリッドの場合27.0km/Lでガソリンが20.6km/Lです。
JC08モードの数値ですから大体80%くらいが実燃費といわれていますので、ハイブリッドの実燃費は21.6km/Lでガソリンが16.4km/Lといったところです。
実際かなり良い燃費ですね。
トヨタCH-RのJC08モードの燃費はハイブリッドの場合には30.2km/Lでガソリンが15.4km/Lとなっています。
実燃費はハイブリッドの場合には24km/Lでガソリンが12.3km/Lとなっています。
トヨタのハイブリッドはさすがに燃費が素晴らしく良いですね。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
CX-3ディーゼルは燃料が軽油ですからガソリンの80%くらいですのでトヨタのハイブリッドとはコストパフォーマンスの面ではよい勝負になっていると思います。
ハイブリッドとアイドリングストップで燃費はかなり良くなる事がわかります。
燃費は乗るドライバーによってもかなり左右されてきますので丁寧な運転をすれば自ずとよい数値が記録される様になります。
機能に任せてしまうとカタログ値からかなり下がってしまいますので上手くマネージメントする事が重要なのではないでしょうか。
マツダではエンジンの燃焼システムから改善をし続けていて、パワーを損なわずに効率の良い燃焼システムを開発しています。
燃焼パワーを発電パワーに変換する事で少しでも効率よくエネルギーをムダにしないで駆動輪に伝える努力をしています。
アイドリングストップは特に街中でその威力を発揮しますが、協力なバッテリーなくては成り立ちません。
エンジンがストップしている間も電気を供給する余裕が必要だからです。
マツダCX-3の燃費はどの程度向上していっている?
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
ここまではマツダCX-3の燃費情報や実際に乗っている方の実燃費情報についてお知らせさせて頂きました。
ここからはCX-3の燃費向上に関する情報を検証してみたいと思います。
マツダCX-3は2018年5月にマイナーチェンジされ、ディーゼルエンジンが1.5Lから1.8Lに排気量アップされました。
パワーとトルクはアップしましたが燃費は悪化していない様です。
CX-3にはアイドリングストップなどの積極的に燃料を節約できるシステムが装着していますがドライバーの運転技術が最も燃費に対する影響が大きい事になります。
発進する時は最も燃料を消費する時です。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
クルマの様な重たい物体をゼロから動かすのですからパワーが必要になります。
この時に不用意にアクセルを開けすぎると燃料を多く消費してしまいます。
発進時のアクセル開度は必要最小限に抑える事が重要で、少々の事でも何度も繰り返す事で積み重なりが大きい結果に繋がります。
前方の信号が赤になった時はブレーキに頼って停止するのではなく、エンジンブレーキで減速しつつ最終地に止まる様にしましょう。
下り坂でも同様に出来るだけエンジンブレーキを効かせて、ムダにアクセルを開けないドライビングにすれば燃費は改善新でしょう。
不要な荷物をトランクなどに載せたままにしない様に気をつけましょう。たとえ数キロの物であっても重量物を積んで車体が重くなると燃費は悪化します。
空気圧が適切であれば好燃費が期待できます。
空気圧が少ないとタイヤの抵抗が重くなり燃料を余分に消費してしまいます、転がり抵抗は出来るだけ少なく調整しておいた方が燃費が良くなるでしょう。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
タイヤの転がり抵抗とは路面とタイヤの摩擦が回転した時に生じるもので、地面とタイヤの接地面が大きいほどに抵抗が高まります。
ですからロープロファイルタイヤ、いわゆる偏平タイヤは転がり抵抗が大きくなり、低燃費タイヤは細くてタイヤのコンパウンド(ゴムの成分)も硬めに造られていますから抵抗が少なく燃費が向上するわけですね。
点検の中でも大切なのがオイルの管理です。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38773
オイル交換を怠っているとエンジン内部にスラッジが溜まり、ドロドロに変化していきます。
そのまま放置しておくとエンジンの抵抗が大きくなり、燃費に影響があるだけではなくエンジンそのものが壊れる原因になってしまいますから規定に沿ってオイル交換をします。
ディーゼルとガソリンではオイルの種類と分量が違いますので注意が必要です。
いくつかの例をあげましたが少しの事を意識するだけで燃費は驚くほどに変化します。
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