MITSUBISHIから販売され続けている『デリカ』という車をどれくらい知っていますか?

このサイトのこのページにやってきたということは、少しはデリカに興味があるのだと思います。

今回はデリカシリーズのうち、デリカD5について見ていきます。

最初のデリカの発売は1968年になります。

日本が1回目の東京オリンピックに沸いていたような時期から販売され続けているのですが、そのデリカの50年の歴史をしっかりと受け継いでいるのが『デリカD5』です。

 

デリカD5は前回のフルモデルチェンジから10年以上が経ち、装飾面や機能面で遅れをとっているとも言えましたが、それでも月1000台ほどは売れていました。

そんなデリカD5が2019年にビッグマイナーチェンジをするということで、話題になっていますね。

ビッグマイナーチェンジをしたデリカD5は以前のものとは大きく異なる部分も多いです。

もはやフルモデルチェンジに近いような内容になっていますよ。

 

今回はそんなデリカD5のビッグマイナーチェンジでもっとも大きい変化であるとも言える安全性能について詳しく見ていきます。

新型デリカD5に搭載される安全装備をたっぷりと紹介していきますね。

 

予防安全装備『e-Assist』

以前から、デリカD5の安全装備の無さは以前から言われていました。前回のフルモデルチェンジは2007年ということで、そのころは今に比べると技術力もまだまだでした。

そんなデリカD5は今回のビッグマイナーチェンジで、ついにMITSUBISHIの先進安全装備である「e-Assist」を搭載することになりました。

e-Assistはスバルで言う「アイサイト」、Hondaで言う「ホンダセンシング」といった感じのものですね。

ここから紹介していくのは、e-AssistとしてデリカD5の新型に新たに搭載されることになった7つの機能についてです。

安全装備関係は非常に重要なので、しっかりと理解していってくださいね。

 

衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)

予防安全装備といったらまず思いつくのが、自動ブレーキによる衝突被害防止機能と言うくらい有名になりましたね。

この衝突被害軽減ブレーキシステムはカメラとレーザーレーダー、さらに電波式レーダーを用いて前方車両や歩行者を検知します。

検知した時に、衝突の危険性ありとシステムが判断した場合、程度に応じて適切な処置をします。

 

・衝突の危険性が少しの時

警告音と表示でドライバーにブレーキペダル操作を促します。

・衝突の危険性が高い時

警告音と表示にプラスして、やや強めのブレーキ操作を行います。

・衝突の危険性が非常に高い、歩行者との接触の可能性が高い時

強めのブレーキだったものが、緊急自動ブレーキになります。

 

この機能は、自分の運転するデリカD5が5km/h~の時に作動して被害軽減に役立ちますよ。

 

後側方車両検知警報システム(BSW/LCA)

車の構造上、斜め後ろの車線を走っている車が見えなくなる部分があります。

そこにいる車は車線変更したりするときに、相当危険ですよね。

リヤに搭載している電波式レーダーが、斜め後方からの接近車両を検知して、ドアミラーインジケーターの店頭によって知らせます。

検知している状態で、そちらの方向にウインカーを出すと、ドライバーにより強く注意を促します。

 

車速10km/h以上で作動しますよ。

標準装備

P

メーカーオプション

G-Power package

URBAN GEAR G-Power package

 

レーダークルーズコントロールシステム(ACC)

レーダークルーズコントロールシステムは先行者の加速や減速に自動で追従して走行させる機能です。

電波式レーダーを用いることにより自動追従を可能にしています。

4段階の車間距離から選択してその距離を保ちながら走行します。

 

先行車が停車した場合にはこちらも停止して停止状態を保ちます。その後先行車が発進した場合には、ドライバーがアクセル操作やスイッチ操作をすることによって、発進して追従走行を再開します。

発進だけは完全に自分でやらなければならないということですね。

 

オートマチックハイビーム(AHB)

車のライトにはロービームとハイビームがありますよね。

夜間はより遠くを見通すために、ハイビームが大切ですが、対向車とすれ違う時や、目の前に先行車両がいるときなんかは、相手のためにもロービームに変更しなければ危険ですよね。

 

でもいちいち変えるのは意外とめんどう。

この機能があれば、その手間が省けます。

周囲の明るさや対向車を検知して、その状況に合うように自動でロービームとハイビームを切り替えてくれます。

 

後退時車両検知警報システム(RCTA)

駐車した状態から後退で出て行くとき、横の車がいると後ろ斜めの方向はまったく見えないので相当危険ですよね。

リヤレーダーで後方に接近してくる車を検知して、ドアミラーインジケーター点滅とブザー音やメーター内の警告メッセージ表示で注意を促します。

 

標準装備

P

メーカーオプション

G-Power package

URBAN GEAR G-Power package

 

マルチアラウンドモニター

マルチアラウンドモニターと言う名前からして、周囲をよく見やすくするためのモニターだとわかりますね。

フロントカメラ、リヤカメラ、右サイドカメラ、左サイドカメラの車両前後左右に搭載された4つのカメラを用いることによって、車体によりどうしても死角となってしまう部分を映して、周囲の安全確認をサポートしてくれます。

その上、車体を真上から見下ろしているような映像を4つのカメラからの映像をまとめることで作り出し、車庫入れなんかがスムーズにいくようにアシストしてくれます。

これらカメラの映像は、ディーラーオプションのナビをつけた場合、そのナビの画面またはルームミラーの画面に映されますが、ディーラーオプションをつけない場合、ルームミラーの画面飲みに映し出されます。

 

ここで1つ注意してもらいたいのは、4つのカメラ映像はあくまでも視覚情報の補助という位置付けなので、ドライバーの目による直接の安全確認は決して欠かさないようにしてくださいね。

 

車線逸脱警報システム(LDW)

車線逸脱警報システムはその名の通り車が車線から外れそうになるとドライバーに警告してくれるシステムになっています。

車線を外れるというのは隣の車との接触の可能性も高く、非常に危険ですよね。

フロントガラス上部に装着したカメラによって車の前方の車線を認識し位置を監視します。

車が車線を外れそうになると判断した場合、警報によってドライバーに注意します。

 

この機能は約60km/h以上で作動するシステムとなっています。

一般道でなく、高速道路で作動するシステムだということですね。

 

いかがでしたでしょうか?

デリカD5に追加された7つの装備は、間違いなく事故の危険性を落としてくれるものでしたね。

しかし、自分で安全確認するのは最低限しましょう。

新型のデリカD5にはここで紹介した安全装備以外にも進化した部分がまだまだあります。

デリカD5新型のいろいろな情報はこちら→

 

この記事を書いた人

kk。
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