新型CR-Vを購入するうえで、荷室の広さや使い勝手は重要な要素ですよね。
たくさん荷物を積める、荷物の積み下ろしがしやすい、シートアレンジが多彩…などなど。
新型CR-Vの荷室事情は、どうなっているのでしょうか。
今回は、新型CR-Vの荷室の広さをライバル車と比較しながら解説していきたいと思います。
Contents
新型CR-Vの荷室の広さ
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/utility/
まずは、新型CR-Vの荷室の広さを見ていきましょう。
新型CR-Vには2列シートと3列シートの2種類あります。
それぞれについて、解説していきます。
2列シート
2列シート使用時の荷室長は、950mmです。
容量は、ガソリン車が561L、ハイブリッド車は499Lです。
当然ながら、3列シートモデルよりも荷室は広いです。
2列目シートを格納したときの荷室長は1,830mmにもなります。
荷室容量は、ガソリン車が1,123L、ハイブリッド車が1,061Lとかなり広い荷室空間を作ることができます。
また、5人乗りモデルのガソリン車では、荷室フロアの下に床下収納を用意しています。
この容量は24Lです。
残念ながら、ハイブリッド車には床下収納はありません。
3列シート
3列目シート仕様時の荷室長は、355mm、荷室容量は150Lです。
2列シートの荷室容量が561Lでしたから、30%以下になってしまいます。
やはり、3列目シートを使用しているときは、荷室スペースはかなり狭くなります。
3列シートを使用する場合は、奥行きが狭いので、大きめの荷物を積み込むのは難しいですね。
新型CR-V(5人乗り)の荷室の使い勝手
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/utility/
新型CR-Vの荷室は、使い勝手はいいのでしょうか。
(画像は、5人乗り2列シートモデルの荷室です。)
トリノカバー
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/utility/
5人乗りモデルでは標準装備で巻取り式のトノカバーがついています。
荷物の目隠しに使えるのがいいですね。
高さも充分あるので安心です。
分割方式
新型CR-Vの荷室は、弟分のヴェゼルよりも明らかにスペースが広く使い勝手が良さそうに見えます。
2列目シートは、6対4分割方式を採用しているので、左右別々で格納して荷室スペースを作り出せます。
シートアレンジが効くので使いやすいです。
格納方法
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/utility/
荷室サイドにあるレバーを引くだけでシートを格納できるので、わざわざ車内に乗り込む必要がありません。
シート格納後の荷室は見事にフルフラットになります。十分な奥行きがあるので車中泊もできそうですね。
新型CR-V(7人乗り)の荷室の使い勝手
続いて3列シート7人乗りモデルの荷室です。
3列シートとなると通常時の荷室は狭いです。
アウトドアに行くのは少し厳しいかも知れません。
スーペースを確保する方法
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/utility/
しかし、3列目シートを格納すれば、十分な荷室スペースを確保できるようになります。
3列目シートを格納すると段差が生じますが、高さ調節できるラゲッジボードを使用すれば段差解消もできます。
2列目シートも格納すれば更に広い荷室スペースを確保できます。
新型CR-Vの3列シート7人乗りモデルは、5人乗りモデルよりも価格は高めですが、荷室スペースの使い勝手はこちらのほうが上に感じます。
新型CR-Vとライバルの荷室を比較
新型CR-Vとライバル車の荷室サイズを比較してみましょう。
日産エクストレイルの荷室サイズと比較
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/function.html
日産エクストレイルも新型CR-V同様に、2列シートモデルと3列シートモデルの2種類があります。
まずは、エクストレイルの荷室サイズです。
荷室長(最大):1,745mm
荷室幅(最大):1,305mm
荷室容量(最大):565L
新型CR-Vと比べて、荷室長は85mmも短いです。
荷室容量は2列シート使用し5名乗車しているときは565Lです。
新型CR-Vガソリン車の荷室容量が561Lなので、荷室容量は日産エクストレイルのほうが4Lほどスペースが広くなっています。
エクストレイル3列シートモデルでは、3列目を格納した状態で荷室容量は445Lです。
新型CR-V3列シートモデルの荷室容量は472Lなので、3列シートモデルは新型CR-Vのほうがスペースは広くなっています。
新型CR-Vとエクストレイルの荷室を比較した結果、5人乗りモデルは荷室空間に大きな差はありません。
一方で、7人乗りモデルでは新型CR-Vのほうが、荷室スペースが広いです。
アウトランダーの荷室サイズと比較
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_gasoline/interior/
次に、三菱アウトランダーの荷室サイズを比較してみましょう。
荷室長(最大):1,685mm
荷室幅(最大):1,305mm
荷室容量(最大):502L
アウトランダーも5人乗りと7人乗りモデルがありますが、どちらも荷室長は1,685mmです。
新型CR-Vと比較すると、145mmも短く、7人乗りより115mmも短いです。
アウトランダーの3列シートモデルの荷室容量は、128Lで新型CR-Vよりもよりも22L小さいです。
3列シートを折りたたんだ場合の502Lになるので、この場合はアウトランダーのほうが荷室容量は30L分大きくなります。
アウトランダーにはPHEVモデルもありますが、荷室容量は最大463Lとなります。
新型CR-Vハイブリッドの荷室容量が499Lですから、荷室容量は36L分小さいです。
アウトランダーと新型CR-Vの荷室容量を比較した結果、アウトラウンダーのガソリン車は荷室の奥行きは小さいですが、荷室容量は大きいことがわかりました。
一方、アウトラウンダーのPHEVとCR-Vのハイブリッドでは、アウトラウンダーは、奥行きも荷室容量も小さいです。
フォレスターの荷室サイズと比較
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/utility/utility.html
次は、スバルフォレスターと比較してみましょう。
フォレスターは5人乗りモデルのみとなりますが、サイズ的にはミドルクラスSUVのカテゴリに位置します。
荷室長(最大):1,865mm
荷室幅(最大):1,583mm
荷室容量(最大):520L(Advanceは509L)
フォレスターの荷室長は、通常時で908mmですが、2人乗車時にすると最長1856mmになります。
新型CR-Vの荷室長が、最大で1,830mmですから、フォレスターのほうが26mm長いです。
荷室容量は、5名乗車時に520L、Advanceは509Lです。
新型CR-Vの荷室容量はガソリン車が561L、ハイブリッドが472Lなので、ガソリン車より小さくハイブリッドよりも広い設定となっています。
荷室比較の結果、フォレスターと新型CR-Vの荷室の広さには、大差がないことがわかりました。
CX-8の荷室サイズの比較
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/feature/functionality/?link_id=sbnv
最後に、CX-8の荷室サイズを比較してみましょう。
荷室長(最大):1,890mm
荷室幅(最大):1,480mm
荷室容量(最大):572L
CX-8の荷室長は、最大で1,890mmにもあり、新型CR-Vより60mmも長いです。
7人乗車時でも、500mmのスペースを確保できるので、やはり新型CR-Vの7人乗りモデルよりも荷室サイズは145mm長いです。
CX-8は、かなり奥行きがあることがわかりますね。
荷室容量は、3列目シートを格納すると572になります。
新型CR-Vの荷室容量が472Lですから、100Lも大きいということになります。
比較した結果、CX-8は、新型CR-Vよりも圧倒的に荷室容量が大きいことがわかりました。
やはり、CX-8はボディサイズが一回りも大きいので仕方ないですね。
新型CR-Vとライバル車の室内比較のまとめ
新型CR-Vの荷室サイズについて、ライバル車と比較しました。
荷室サイズは、それほど大きな差はなく、僅差という結果となりました。
さすがに、マツダCX-8とは比較になりませんでしたね。
しかし、新型CR-Vは、ミドルサイズSUVの中では5人乗り7人乗りともにトップクラスの荷室サイズを誇っていると言えますね。
荷室開口部は低めに設定されているので、荷物の積み下ろしもスムーズにできるのも魅力です。
それらを踏まえると、新型CR-Vの荷室はサイズ感だけでなく使い勝手もライバル車よりも優れていると言えるのではないでしょうか。
ただし、5人乗りと7人乗りでは荷室サイズが異なるので、その点は注意が必要です。