ホンダフリードはファミリー向けのミニバンでは常に売れ筋としてランキングされてきました。
程よいコンパクトさと使いやすさが売りですがその運転しやすさや安全性はどうなのでしょうか。
ホンダフリードは運転しやすいのか?
引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/
今回はフリードの運転しやすさや安全性についての詳細を検証してみたいと思います。
フリードはジャストサイズのミニバンとして人気がありますが、6〜7人が乗できるにも関わらず4.3mというコンパクトで扱いやすい車体の大きさである事が大きいですね。
エクステリアデザインは迫力のあるというよりは落ち着いた外観が採用されていてどの年代でも受け入れられるものになっています。
全幅も5ナンバーサイズということで今まで軽自動車に乗っていた方でも違和感なく車体のサイズを受け入れられるのではないかと思います。
大型SUVやフルサイズのミニバンでは持て余してしまう、でもいざという時は6〜7人乗れる座席が必要と言った方には最適なのではないでしょうか。
運転席に乗り込んでインパネを見てもチープかは感じられず、木目を使用したナチュラルなインテリアに包まれた空間はとても落ち着けるものです。
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セカンドシートはキャプテンシートかベンチシートが選択でき、キャプテンシートならば座席を倒したりしないでそのまま車内を移動できますからとても便利ですね。
フリードは両側スライドドアですが、両側電動は上級モデルのみで、標準モデルでは助手席側のみで運転席側はオプションになりますが予算が許せばぜひ装備しておきたいところです。
ちなみにステップワゴンとの全長差は約400mmあります、室内高はフリードがやや低いですが狭い所や市街地では圧倒的にフリードが運転しやすいと思います。
特に道路が狭い街ではホイールベースが長いクルマは曲がり角が厳しくなってきますね。
室内空間を優先するか、運転しやすさを優先するかは悩ましいところですが、肝心の走行性能に関してはフリードは何の心配もいらないでしょう。
引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/
エクステリアにインパクトを求める方には物足りなさを感じるかもしれませんが、使い勝手重視の方にとっては最もマッチングするクルマだと思います。
ミニバンには珍しく明るいカラーリングもラインアップされていて、選ぶカラーリングによっては駐車場で知り合いと被る可能性も少なくなりますね。
抜群の燃費性能でランニングコストの安さも魅力的で、1.5Lガソリン車であってもハイブリッドと5km/L程度しか燃費が変わらないというデータもありますからトータルバランスでのフリードの使いやすさは素晴らしい物があると思います。
ホンダフリードの安全はどうなのか?自動ブレーキの効きは?
引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/
ここまではホンダフリードの運転しやすさについてお知らせさせて頂きました。
ここからはフリードの安全性や自動ブレーキの性能について検討していきたいと思います。
発表されるクルマはほとんど搭載させるのが当たり前になってきた安全機能ですが、ホンダではこれらのシステムを総称してホンダセンシングと呼んでいます。
フリードとフリード+ではハイブリッドEX、ハイブリッドGホンダセンシング、ガソリン車Gホンダセンシングに標準装備されています。
フリードとフリード+のGグレードは標準装備ではありませんがオプションで装着可能です。
このホンダセンシングとはどういう機能があるのか調べてみました。
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/
間違えやすいのが自動ブレーキ=ホンダセンシングではなく、衝突を予測して前のクルマにちょうどいい距離でついていったりできる多彩な安心・快適機能を搭載した先進の安全運転支援システムの事を呼びます。
ミリ波レーダーと単眼カメラで状況を認識してドライバーをサポートし、ドライブがラクに楽しくなります。
衝突軽減ブレーキは衝突を予測してブレーキをかけます。
前車や歩行者をカメラで検知して衝突の可能性が近づけばメーターの表示とアラームで警告し、さらに接近すると軽いブレーキングを行い、衝突の危険性が高い場合は強いブレーキングを行い、衝突の危険性を回避します。
このシステムも完璧ではなく、歩行者が身体2m以上1m以下、傘や荷物で部分的に隠れている場合、前かがみやしゃがんでいる時、トンネルなど暗い場所、周囲に強い電波を発する物体がある場合などは正しく検知できない場合があります。
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/
誤発進抑制機能は停車時や極低速走行中に前方の障害物を検知し、ドライバーがアクセス操作を誤った場合の急発進を抑制します。
ただし、前車が正面にない、斜めに位置している、坂道、立体駐車場など道が斜めになっている時は正しく作動しない場合があります。
歩行者事故低減ステアリングは歩行者側の車線を乗り越えて歩行者と衝突の危険性が迫った場合、メーター表示とアラームで警告し、車道方向へのステアリング操作を支援する事でドライバーの操作を助けます。
こちらも路面が濡れている時、車線が影に隠れている時、車線が点線の時、ワイパーを使用している時、ウインカーを出している時は作動しない場合があります。
先進安全機能の性能に頼りきりになるのではなく、あくまでサポート機能だという事を認識する事が重要なようですね。
ホンダフリードの横滑り防止機能の性能を知りたい!
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/
ここまではホンダフリードの乗りやすさやホンダセンシングなどの自動ブレーキについてお知らせさせて頂きました。
ここからはフリードの横滑り防止装置などについてお知らせさせて頂きます。
フリードのホンダセンシングの機能は2つのカメラで成り立っています。
カメラですから検知できなければ作動しない場合もありますから、よくその特性を知っておくことが大切な様ですね。
ホンダセンシングに車線をはみ出さない機能もあり、カメラで車線を検知、メーターの表示とステアリングの振動で警告し、車線内に戻るようにステアリング操作を助けます。
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/
さらに車線から大きく外れそうな場合にはステアリング操作と自動ブレーキで車線内に戻れるように支援します。
ACCアダプティブクルーズコントロールは便利な装備で、設定した車速の範囲でクルマが自動で加減速そ、前車との距離を適切に保ちながら追従して走行し、ドライバーの運転負荷を軽くします。
高速道路での走行や渋滞時に威力を発揮しますね。
こちらも車体横にトレーラーなど壁がある場合、急カーブが続く道、荷台がないトラックやトレーラーなど特殊な形の車体などの場合は正常に作動しない場合があります。
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/active-safety/
また、車線をはみ出しそうになるとステアリング振動で警告し、車線中央部に戻すようにステアリング振動を補助します。
その他前のクルマが進んだ事を知らせる機能、謝って後ろに急発進する事を防止する機能、ハイビームとロービームを自動で切り替える機能、道路標識を見逃さないようにメーター内に表示して安全運転を支援する機能などホンダセンシングは総合的にドライバーを支援する先進機能安全システムとなっています。
VSAはABSとTCSで横滑りを防止する機能です。
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/active-safety/
ABSとはアンチロックブレーキでロックしそうになると自動ブレーキ的に小刻みにブレーキをかける機能です。
TCSはトラクションコントロールでタイヤが滑りそうになった時にエンジンからの駆動力を自動的に制御して空転を防ぎます。
これらを総合的に制御して滑りやすい路面のカーブなどで雪の日の急ハンドル時に事故を未然に防止できます。
現代のクルマは沢山の安全機能が備わっていますが、逸脱した運転をしていてはどんなに優れた装備でもカバーできません。
状況によっては機能が作動しないため場合もよく把握して使用する事をメーカーは推奨していますから、極端に過信しすぎない事が重要な事だと思います。